歯医者さんが診察中によく使う言葉や治療に関する専門用語などを辞典形式で集めました。

ハ行

ハイドロキシアパタイトとは、歯や骨を構成する主な成分です。リン酸カルシウムでできています。
和名で水酸燐灰石。アパタイトとも呼ばれます。

エナメル質の97%、象牙質の70%はハイドロキシアパタイトです。
ハンドピースとは、歯牙を削る際に使われる歯科用器具です。
エアタービン・ハンドピースと電動モーター・ハンドピースがあります。
バイオフィルムとは、菌などが集まってできた、ぬるぬるした膜のことをいいます。
歯科では、歯の表面に付いたプラークを指すことが多いです。(プラークバイオフィルム)
生体膜、菌膜、細胞膜などとも呼ばれます。

バイオフィルムが張ってある状態では、薬剤に耐性ができ、あまり効かない場合があります。
薬剤を効果的に作用させる為には、バイオフィルムを除去する必要があります。
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通常のブラッシングでは、プラークバイオフィルムを完全に除去することは難しいです。
バキュームとは、治療の際の唾液などを吸い込む装置のことです。
歯科では、口腔内用と口腔外用の2種類に分かれます。

口腔内バキュームは、唾液や削る際などに使われる水を吸い込みます。
また、舌を抑えるためにも使われることがあります。
歯科助手が扱う場合が多いです。
ユニットの排唾器に差し込んで使います。

口腔外バキュームは、ミストや粉塵、臭い等の空気を吸い込みます。
治療環境をクリーンにして、お客様の安全を守ります。
非常に高価なため導入されていない医院も多いです。
ファイバーポストコアとは、グラスファイバーの束で作られた土台のことです。

金属を使用していないため、歯の変色もせず、金属アレルギーの方にも安心して使うことができます。
メタルコアに比べて弾性に優れているので、歯が長持ちします。
色も天然の歯に近く、オールセラミックのクラウンなどを使用することにより、さらに本物の歯に近くなります。

保険適用外になります。
ファセットとは、上の歯と下の歯の咬み合わせによって摩耗した部分(面)のことです。
咬合小面(こうごうしょうめん)とも呼ばれます。咬耗と同じように扱う場合もあります。
フィクスチャーとは、インプラント治療の際に、歯のない場所の打ち込む人工の歯根部分(土台)のことです。インプラント体とも呼ばれます。
ネジの様な形をしています。

素材はチタンを使うことが多く、形には様々なものがあります。

インプラント治療は上から、上部構造アバットメント、インプラント体(フィクスチャー)の3つによって構成されています。
フィステルとは、歯ぐきにできる出来物のようなものです。
穴が開いていて、膿が出ていきます。

歯髄の死んだ歯根に、根尖病巣ができた場合などに見られます。
治療は、根管治療を行います。

1年間といった長期治療になるケースもあるようです。

婁孔ともいいます。

フッ素とは、最も反応性の高い元素です。

歯科においては、歯に直接塗ることにより、むし歯を抑えたり再石灰化を促すことを目的として使われることが多いです。

歯垢をしっかりと落とした歯に塗ることにより、酸に強い歯を作り、むし歯になりにくくなります。
フロスとは、歯間を掃除するもので、糸ようじのことです。ワックス付きと、そうでないものがあります。
フロスで歯間を掃除することをフロッシングといいます。

歯周病や口臭などを防ぐには、歯ブラシだけでは不十分です。
フロスを使い、歯と歯の間(歯間)もしっかりと毎日掃除すること大切です。
特に歯間離開の人は、間にプラークがたまりやすいのでこまめにフロッシングをするといいでしょう。
ブラケットとは、歯とワイヤーを固定させる歯列矯正用の装置のことです。
ブラケットを歯に取り付け、ブラケットにワイヤーを通し、固定させます。

銀色のメタルブラケットのほかに、白く目立ちにくいセラミックブラケットというものもあります。しかし、こちらは別に費用がかかってしまいます。
他にもプラスチックでできたクリアーブラケットや、デーモンシステムといった新しい技術のものもあります。

矯正中のブラケットには歯垢がたまりやすいため、プラークコントロールを特に意識しましょう。
ブリッジとは、歯の無くなってしまった所に人工の歯を取り付ける治療の一つです。架橋義歯ともいいます。
両側の歯を削り、それらを支柱にして、3つの歯が連なったようなクラウンを取り付けます。

この治療法は、両側の歯が必要なため1本欠けてしまった時などに多く使われます。
両側の歯がなくてもインプラント治療で両側を作り、ブリッジをつける。ということも可能です。
固定性なので違和感が少ないですが、健康な歯を削らなくてはいけないという特徴があります。

少数歯の欠損の治療法には他に、部分入れ歯インプラントなどがあります。
ブリーチングとは、漂白を意味し、歯科では歯を白くすることをいいます。
ブリーチ、ホワイトニングとも呼ばれます。

詳しくはホワイトニングのページで説明します。
プラークとは、歯の表面についた白く粘々している物質で細菌の塊のことです。

この細菌の塊から出される酸や毒素が、むし歯歯周病の主な原因となります。

プラークが酸や毒素を出すのに、住み着いてから1日から2日かかるので、こまめな歯磨きによりむし歯、歯周病を予防することが可能です。
また、プラークは歯石の原因でもあるため、歯石を防ぐことにもつながります。
プラークコントロールとは、歯垢をためないようにすることや、たまった歯垢を取り除くことをいいます。
むし歯歯周病にならないためにも正しいプラークコントールを心がけましょう。

歯磨きやフロッシングもプラークコントロールの一つです。
その他にも、食べる規則を正したり、砂糖等を控え繊維質を摂取するよう意識するのもプラークコントロールになります。
プローブとは、歯周ポケットの深さを測る目盛り付きの針のような器具のことです。
歯周ポケットの深さと出血の有無により歯周病の進行度を調べることができます。
このときの出血をBOPといいます。

ポケット探針とも呼ばれます。
ヘーベルとは、抜歯をする際に使用する歯科用器具の1つです。エレベーター、挺子とも呼ばれます。
ドライバーのような形をしており、先端は、様々な大きさや形のものがあります。状況や好みによって使い分けます。

歯と歯肉の間に入れ、テコの原理を利用して歯を脱臼させます。
ホワイトクラスプとは、アセタルクラスプともいい、部分入れ歯の一つです。

クラスプ(留め具)を金属ではなく、熱可塑性レジンのアセタルを使っているのが特徴です。
アセタルは色が白い為、金属のクラスプと違って目立ちにくいです。

従来のクラスプと付け替えることが可能な為、義歯を作りなおす必要もなくホワイトクラスプの価格だけでつけることが可能です。それに、他の保険適用外のものよりも比較的安価であるため、安く済むのも特徴です。
ホワイトニングとは、漂白剤などの薬剤を使い、歯を白くさせる治療のことです。
一般的に、家で行うホームホワイトニングと歯科医院で行うオフィスホワイトニングの二つがあります。

ホームホワイトニングは、漂白剤などの薬の塗られたマウスピースを毎日数十分から数時間つけることによって歯を白くさせます。2週間から8週間かかる場合もあります。

オフィスホワイトニングは、高濃度の薬液を使用し、レーザーや光を当てて白くさせます。ホームホワイトニングと違い短時間で治療が終わりますが、希望の色にならなかった場合、また通院する必要があります。
ポンティックとは、ブリッジにおける、歯のない部分(真ん中)のところです。ダミーとも言います。

保険適用外とは、処置、材料において、保険が効かず全て自費で払うもののことです。
1つの処理に保険適用と保険適用外を併用すると混合診療となり、保険適用されるべき所も保険適用外の値段になります。

審美性や使い心地を重視すると、保険適用外になることが多いです。

被せ物詰め物の場合、銀合金と硬質レジン(前歯1から3番)が保険適用。その他は保険適用外になります。
半埋伏歯とは、歯の表面が歯肉の中で、完全には出きっていない歯のことです。
HRT、不完全埋伏歯ともいいます。

完全に埋まっている状態の歯のことは埋伏歯といいます。
抜歯とは、他の治療が不可能と判断された歯を抜く治療法のことです。
英語でExtractionといい、エキストExtとも呼ばれます。
抜歯には痛みが伴うため、麻酔を使用します。

むし歯歯周病などが悪化した歯や、親知らずなどは抜歯をすることが多いです。

抜歯した後の箇所を欠損歯といいます。
抜髄とは、歯の神経(歯髄)を取り除く処置のことをいいます。
むし歯が進行して、歯髄が細菌感染してしまった場合、歯髄は治療が不可能なため抜髄の処置をとります。
根管治療に含まれます。

歯とは、口の中にある、モノを噛む器官です。

咀嚼だけではなく、見た目、健康、発音など身体に様々な影響を与える歯は、生きていく上で必要不可欠な存在です。
正しい食生活、ケア、定期健診を行って自分の歯を美しく保ちましょう。
歯軋り・歯ぎしりとは、熟睡中に無意識のうちに歯を擦り合わせてしまうことです。
ほとんどの人は、少なからず歯ぎしりをしているといわれています。

人によっては、不快な音が伴う場合があります。

歯をギリギリと擦り合わせるグラインディング、カチカチと嚙む様なクレンチングに分かれます。

歯が削れる咬耗症や、顎への負担による顎関節症の危険性だけでなく身体各所に影響を与える可能性があるため、ナイトガードなどのマウスピースを使っての治療が必要です。
歯ぐきとは、歯の根(歯根)を囲んでいる所のことです。
頭文字をとってG歯肉などとも呼ばれます。
萌出(ほうしゅつ)とは、歯の生えることをいいます。
乳歯の萌出は生後約6?7か月くらいです。早くて3ヶ月、遅いと1年を越えます。
1年を越えても乳歯が生えてこないことを乳歯萌出遅延ともいいます。
補綴物(ほてつぶつ)とは、被せ物詰め物ブリッジなど、欠損した歯を補う人工物の総称のことです。

金属ポーセレン(セラミック)、ハイブリッドセラミック、硬質レジンなどの材料がおもに使われます。

訪問診療とは、身体が不自由であったり、介護を受けているなど、通院が困難な方の為のサービスです。
歯科の場合、訪問歯科診療とも呼ばれます。

訪問診療専門の歯科医院などもあります。
部分入れ歯とは、部分義歯ともいい、文字通り歯の無くなったところに入れる部分的な入れ歯のことです。
少数歯の欠損の治療法の一つです。

特徴は、取り外しが可能で手入れが必要ということです。治療が簡単で安く作ることができますが、見た目が悪かったり違和感を覚えたりというデメリットもあります。

部分入れ歯といっても様々な種類が存在し、保険適用可能なのはクラスプがついているもののみとなります。
保険適用外の例には、アタッチメントホワイトクラスプ、コーヌステレスコープなどがあります。

少数歯の欠損の治療法には他に、インプラントブリッジなどがあります。
部分矯正とは、文字通り部分的に歯列矯正を行うことをいいます。
前歯、すきっ歯、出っ歯など気になる箇所が限られている場合、こちらの矯正を行います。
全体の歯列矯正と同じように、矯正にはワイヤーマウスピースなどを使用します。

全体の矯正と違い、短期間で終了し、値段も安くなっています。特に前歯などは動きやすいため、より早く終わります。
全体の矯正だと2年近くかかりますが、部分矯正だと早ければ3ヶ月、長くても1年ほどで終わります。(※個体差、矯正箇所により違いがあります)

MTM、小矯正とも呼ばれています。